ノンエーとは正反対の見た目ですが
原料が個性的だなぁと思ったのが
茶の美肌・黒茶石鹸です。

ほとんど黒に近い濃い茶色の
めずらしい色の石鹸で
プーアール茶を原料にしてます。

お茶の品評会でも賞をとってるものを
使用しているそうで、
モンドセレクションも受賞してることから
それなりに安全性には
定評がありそうな一品です。

でも重要なポイントはたいてい
有効成分とか推しの成分では
なかったりするんですよね。

・黒茶石鹸とは?

黒茶石鹸はお茶村という会社が出す
こげ茶色の丸い石鹸です。

メーカーはお茶専門店として
70年以上の歴史があり、
いわゆる老舗のひとつでしょうか。

代表が女性の方だからなのか
黒茶は体にいいのだから
石鹸にしても役立つはずという発想で
商品化にこぎつけたそうです。

黒茶はプーアール茶のことで
緑茶を最も発酵させた状態のもので
中国が発祥です。

チャエキスという表記で配合していて
保湿成分のひとつになってます。

洗い上がりもつっぱらず
しっとりさせることがウリなので
お茶がその一翼を担ってるんですね。

他の保湿成分には加水分解コラーゲン、
カキ葉エキス、スクワランが入ってます。

洗浄剤はタナクラクレイという海泥と
炭、そしてパパインが使われていて
汚れの吸着をメインとしています。

最後に潤いを保つためのどくだみ、
かみつれ、フキタンポポ花エキスで
しっかりガードするって感じです。

お茶のいい香りもセットになってるので
その点を気に入ってる人も多そうです。

・黒茶石鹸で気になる成分

ある意味本当に大事なのは
美容効果以外の成分ですよね。

おすすめ成分はしっかりアピールするけど
その他はスルーなのが基本になってます。

ただ、黒茶石鹸はめずらしく
それほど悪い成分構成じゃないので
ありっちゃありかなって感じです。

もちろんニキビ向けじゃない
ってのもありますが、

質的にもノンエーのほうがまさるので
多少安いからっていって
安易に選ばないほうがいいですね。

黒茶石鹸で気になったのは
キレート剤ですね。

石鹸の品質保持などに
使われる成分ですが、

なぜかエデト酸とエチドロン酸が
ダブルで使われてます。

エデト酸は旧表示指定成分に
載ってたことがある成分で、

それを避けるために
エチドロン酸を代替品として
使われる場合が多いです。

お茶とかの配合の問題で
保持が難しいのかよくわかんないですが
ケミカルな部分が余計に増してる
感じはちょっと残念。

あとはカラメルと香料も
具体的にどんな成分かわからないので
そこもちょっと気がかりですね。

個人的に香料はいらないと思うのですが。

ノンエーはその点もちゃんとしてますし
ニキビ対策向けとして作られてるので
どっちがいいかよく考えてくださいね。