ノンエーとスキンピールバーは
いずれも人気のある固形石鹸です。

ノンエーはニキビ専用石鹸で、
スキンピールバーは肌の健康全般を
サポートするものです。

ニキビケアとはスキンケアのことなので
どちらも理論上はニキビに良いと
いえるものです。

しかし、両者の性能は大きく違うので
そこはしっかり理解しておいてください。

・スキンピールバーについて

スキンピールバーは
サンソリットというメーカーから
発売されているカラフルな固形石鹸です。

肌質別に4種類用意されていて、
青が敏感・乾燥肌用、

黄緑が普通肌用、

赤が脂性・ニキビケア用、

黒が美白用となっています。

もろニキビケアとして
紹介されているので、
スキンピールバーといえば
赤を思い浮かべる人は
多いかもしれません。

赤タイプにはグリコール酸に加え
ティートゥリーオイルが
配合されてるのが特徴です。

ティートゥリーは
オーストラリア原産の植物で
抗菌や抗炎症作用があります。

副交感神経を高める作用も
あるとされていて、
ホルモンバランスの改善にも
期待されてるそうです。

まさにニキビケアにぴったりな
成分かもしれません。

すべての種類に共通して
含まれてるグリコール酸は
ピーリング剤として有名な成分です。

AHAと称されるフルーツに含まれる
天然のピーリング剤として知られています。

ピーリング剤が含まれてるので
どちらかというと強い意味での
ニキビケア用品だと思われます。

ノンエーはとにかく優しさを重視して
自然な形でニキビを改善するよう
働きかける石鹸です。

・スキンピールバーの質はお世辞にも…

ノンエーとスキンピールバー、
どちらも良し悪しがあるといえますが
どっちか選びなさいと言われたら
ノンエーのほうがいいですね。

成分を見るとすぐわかりますが、
お世辞にも肌にいいとはいえない成分が
スキンピールバーには
いろいろ添加されています。

合成界面活性剤や酸化防止剤、
それに石油系色素として有名な
タール色素といった感じです。

あの鮮やかな色は自然の成分では
なかなか出せないものです。

なぜ肌どころか健康的に
問題視されている成分を使ってまで
色分けしたのかよくわかりません。

グリコール酸も濃度が高いと
劇物扱いになっている成分であり、
肌にとっては刺激がとても強いです。

たとえ低濃度だったとしても
果たして本当に使って良いものなのか
議論の余地があると思います。

ノンエーは合成界面活性剤や
タール色素などの曰く付き成分は
一切使っていないので
それだけでも質に大差があります。